パートナーの浮気が発覚し、離婚を決意する場合、感情的に決断するのではなく、法的な手続きをしっかり理解した上で進めることが重要です。特に、財産分与・親権・慰謝料などの問題を慎重に検討する必要があります。
この記事では、浮気が原因で離婚する際の注意点について、具体的な対策とポイントを解説します。
1. 浮気が原因で離婚する際の基本ルール
① 浮気は法的に「有責配偶者」となる
日本の法律では、浮気(不貞行為)は離婚の正当な理由となります。浮気した側(有責配偶者)は、離婚請求が認められにくくなりますが、浮気された側が離婚を求めた場合は、基本的に認められる傾向にあります。
② 離婚の種類を確認する
離婚には以下の3つの方法があります。
- 協議離婚:夫婦の合意で成立(公正証書を作成するのが望ましい)
- 調停離婚:家庭裁判所の調停で解決を図る
- 裁判離婚:裁判で決着をつける(証拠が重要)
協議離婚がスムーズに進めば良いですが、財産分与や親権、慰謝料で対立が生じた場合は、調停や裁判に発展することもあるため、慎重に進めましょう。
2. 財産分与のポイント
① 財産分与の基本ルール
婚姻期間中に夫婦で築いた財産は、原則として1/2ずつ分けることが一般的です。ただし、以下の財産は対象外となります。
- 結婚前に持っていた個人資産
- 親からの相続財産
- 個人的な贈与(親からの援助など)
② 財産分与を有利に進めるための対策
財産分与の交渉では、以下の点を事前に整理しておきましょう。
- 夫婦の共有財産(不動産・預貯金・株など)をリスト化する
- 財産の名義を確認し、証拠を確保する
- 配偶者が財産隠しをしていないか調査する
3. 親権と養育費の取り決め
① 親権の決まり方
親権は、子どもの福祉を最優先して決められます。一般的には、以下の要素が考慮されます。
- どちらが子どもの世話をしていたか
- 子どもの生活環境の安定性
- 子どもの意思(ある程度の年齢以上の場合)
母親が親権を取るケースが多いですが、父親が育児を中心的に行っていた場合、親権を得られる可能性もあります。
② 養育費の決め方
養育費の金額は、裁判所の算定表に基づいて決められます。養育費を確実に支払ってもらうためには、公正証書に記載するのが有効です。
4. 慰謝料請求のポイント
① 慰謝料の相場
浮気が原因で離婚する場合、慰謝料請求が可能です。一般的な相場は以下の通りです。
- 浮気が原因で離婚する場合:100万~300万円
- 婚姻期間が長い、精神的苦痛が大きい場合:300万~500万円
- 浮気相手にも請求する場合:相手の支払い能力による
② 慰謝料請求のための証拠を確保
慰謝料を請求するためには、浮気の決定的な証拠が必要です。以下の証拠を集めておきましょう。
- 探偵による調査報告書
- LINEやメールのやり取り
- ホテルの領収書やクレジットカードの明細
- 浮気相手との写真・動画
③ 浮気相手にも慰謝料請求が可能
配偶者だけでなく、浮気相手にも慰謝料を請求することができます。ただし、浮気相手が「結婚していることを知らなかった」と主張した場合、請求が難しくなることもあります。
5. 離婚後の生活を考える
① 離婚後の生活設計を考える
離婚を決めた場合、今後の生活設計をしっかり考えることが大切です。
- 住む場所の確保(賃貸or持ち家の整理)
- 収入源の確保(仕事の見直し・転職など)
- 子どもの生活環境の安定
② 離婚前に弁護士に相談する
離婚に関するトラブルを回避するためには、弁護士に相談するのが最善です。
- 慰謝料請求の方法
- 財産分与の交渉
- 親権・養育費の取り決め
まとめ
浮気が原因で離婚をする場合、財産分与・親権・慰謝料など、慎重に進めるべきポイントが多くあります。
浮気離婚の注意点
- 浮気の証拠をしっかり確保する
- 財産分与の準備をし、財産隠しを防ぐ
- 親権と養育費について慎重に話し合う
- 慰謝料請求の相場を知り、適切な請求を行う
- 離婚後の生活設計を考え、収入源を確保する
離婚は人生の大きな決断ですが、冷静に準備を進めることで、より良い未来を築くことができます。